2018. 06. 02  
 近医で腱鞘炎の切開手術を10年位前に行ないました。昨年重たい物を両手で長距離運んでいたら、手術した中指が第一関節から手の平に腱が浮いて屈曲できなくなりました。


 ご訪問、ありがとうございます。
 特に相談ということで頂いたメールではないのですが、A1プーリーの切開でこのようなリスクがあるのかと想定外の内容に驚かされております。
 

 腱鞘炎での切開手術では、一般的には手のひらにあるA1プーリーという靭帯性腱鞘を切開します。腫れて内腔が狭くなっているA1プーリーが切開されますので、A1プーリーの中を滑走する指屈筋腱はストレスなく滑走することが可能となります。

 靭帯性腱鞘はA1、A2、A3、A4プーリーと4つあります。
 Y.A.さんの文面からは、腱鞘炎でA1プーリーを切開しておりますのでA2からA4は温存されているはずです。
 第一関節から手の平に腱が浮いてきているということから、A2からA4プーリーが破綻してしまったように思われますが、可能性としてはA2プーリーだけの破綻の可能性が高いように思います。重い物を長距離運んでのことですので、大きな力が持続的に加わっての損傷ということになるでしょうか。

 プーリーはA2とA4がとても重要と言われております。
 A2プーリーの再建だけで握れるようになるように思います。
 重いものを長距離運ぶだけの体力がある方ですので、かなりの活動的な方と推測します。であれば、不自由なままで過ごすよりは、治せるものは治した方がよろしいかと思います。
 手外科医を受診されては如何でしょうか?
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阿部幸一郎

Author:阿部幸一郎
作業療法士、認定ハンドセラピスト

 日常の臨床で手のリハビリに携わるセラピストを応援し、自分自身も切磋琢磨することを目的に、2011年7月にこのHAND maintenance studioを発足致しました。
 特に、指導者がいないセラピスト、数少ない手外科の患者をどのように診ていいのか迷うセラピスト、総合病院で手外科に専念できないが興味があるセラピストなどを応援します。
 そのため定期的な手のリハビリテーション(ハンドセラピィ)に関するセミナーを企画開催しております。
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