2017. 06. 07  
 件名:前回ご質問させて頂いた患者さんについて。
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 3月に腱鞘切開術をされた患者さんのことについてご質問させて頂いたものです。
 ご丁寧にお答え頂き、ありがとうございました。

 前回ご質問させて頂いた患者さんについてですが、阿部先生のご意見を参考にさせて頂いて、今現在は腫脹や発赤が出現しなくなり、肘関節内側の叩打痛や術部周囲(中手骨頭)と示指の痺れが消失しました。
 手指の可動域制限は現在は見られておらず、自動運動も行いやすくなってきました。

 しかし、術部である、示指の腱鞘部(中手骨頭)の圧痛が現在も持続している状態です。手指を屈曲する際は、自動運動でも他動運動でも疼痛は出現せず、伸展運動では、最終域のほうで圧痛のある部位と同じ部位に伸張感と違和感があるという訴えもあります。
 圧痛や違和感がある部位は、触診すると硬くなっている感覚があります。
 私は、術部が治癒過程であり、腱の滑走がうまくいっていないのではと考えております。

 患者さんの現在の主訴としては、圧痛があるために、何か物を持つ時や手を着いた際に術部が当たるって出現する痛みを失くしたいとのことなので、よろしければ、阿部先生のご意見をお聞かせ頂きたいと思っております。

 よろしくお願い致します。



 ご訪問ありがとうございます。
 2017年3月27日の「訪問者への返信」のブログですね。
 改善傾向にあり嬉しく思います。
 やはりセラピストの喜びは患者さんの機能改善、症状改善ですね。
 

 文面から、
 「手指の可動域制限は現在は見られておらず、自動運動も行いやすくなってきました。」とありますので、腱の滑走には問題はないように思います。

 考えられるとしたら、化膿していたことによる過剰な瘢痕形成だと思います。
 すでに慢性期になっているようですので、健側と比べてMP関節の過伸展が制限されているようであれば持続的な伸長が必要だと思います。また、超音波治療器があれば伸張前に施行した方が望ましいです。

 可動域制限がなければ創部の閾値の低下が考えられますので、自制内での圧刺激を入力していき、慣れてきたら(閾値の上昇)徐々に圧刺激を挙げてみて症状の変化を確認して下さい。

 私自身も腱鞘切開を行い術後の痛みが持続しておりましたが「ヒルドイドソフト」で寛解しております。
 担当医と相談してみて下さい。
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阿部幸一郎

Author:阿部幸一郎
作業療法士、認定ハンドセラピスト

 日常の臨床で手のリハビリに携わるセラピストを応援し、自分自身も切磋琢磨することを目的に、2011年7月にこのHAND maintenance studioを発足致しました。
 特に、指導者がいないセラピスト、数少ない手外科の患者をどのように診ていいのか迷うセラピスト、総合病院で手外科に専念できないが興味があるセラピストなどを応援します。
 そのため定期的な手のリハビリテーション(ハンドセラピィ)に関するセミナーを企画開催しております。
 また、手のことでお悩みがある方に対しては相談や運動指導を直接行っております。
 ご遠慮なく、訪問して下さい。

Twitter:@hand_abe(フォローをお待ちしております)

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