2016. 09. 26  
件名:手根管症候群・ドゥケルバン腱鞘炎術後の方のリハビリ
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 はじめまして。

 病院でOTとして勤務しております。病院の特性上あまり手の整形疾患の方のリハビリオーダーは少ないのですが、今回手根管症候群と腱鞘炎術後の方が外来でリハビリを行うことになりました。

 症状の解釈と対応について質問させていただいてもよろしいでしょうか?

 2015年9月に他院にて手根管症候群に対し手根解放術を、弾発指に対し腱鞘切開術を実施しましたが、腫れと手指運動制限が持続し2016年5月に腱鞘炎に対し腱鞘切開術を実施、その後特別なリハビリは行わず、2016年9月に当院受診されリハビリが開始となりました。
 2度目の手術から4か月が経過していますが、現在は腫脹は軽度、握力は低下しており母指は自動外転・屈曲・対立ともにほんのわずかしか行えません。しびれなどの感覚の問題は明らかではないですが、手のひら側の手根部、横手根靭帯部分、特に母子球内側にとても強い圧痛があります。
 わずかの圧迫でも強い痛みが出現します。痛みは圧迫部位のみで放散痛はありません。

 母指運動制限と圧痛について、今考えられる原因と対応についてアドバイスいただけないでしょうか?

 突然のお願いで恐縮ですがご教授くださいますようどうぞよろしくお願いいたします。
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 ご訪問ありがとうございます。

 件名で『手根管症候群・ドゥケルバン腱鞘炎術後の方のリハビリ』とありますが、おそらく、1回目の手術で手根管症候群に対する手根管開放術と示指から小指のいずれかの弾発指に対する腱鞘切開術。2回目の腱鞘炎に対する腱鞘切開術とありますが、ドゥケルバン病に対する腱鞘切開術と推測します。

 他医での手術の場合、「診断は間違いないか」、「手術は確実であったか」、「後療法は何をしてきたのか」を確認する必要があります。

 T.S.さんが確認すべき点
 ①手根管症候群との診断は確かなのか? 診断の根拠と鑑別診断
 ②手根管開放術は的確なものなのか?効果的なものなのか?
 ③手根管症候群の病状は? 短母指外転筋のMMTは? 正中神経領域の感覚障害の有無は?
 ④術後の後遺症として、関節可動域制限、屈筋腱滑走制限、正中神経滑走制限の有無は?
 ⑤腱鞘切開後の該当腱の滑走状況は?
 ⑥疼痛部位は圧痛のみで運動時痛はない?
 ⑦母指の運動制限の原因は関節拘縮? 腱癒着? 筋力低下? 疼痛性?

 メール内容からではアドバイスは困難です。
 疾患、病態、治療(手術と保存療法)、術後の合併症、リスク管理、創傷治癒など、多方面からの考察が必要です。

 確認できた範囲で結構ですので、再度、メールください。できれば、T.S.さんの考察も含めて・・・。
 
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阿部幸一郎

Author:阿部幸一郎
作業療法士、認定ハンドセラピスト

 日常の臨床で手のリハビリに携わるセラピストを応援し、自分自身も切磋琢磨することを目的に、2011年7月にこのHAND maintenance studioを発足致しました。
 特に、指導者がいないセラピスト、数少ない手外科の患者をどのように診ていいのか迷うセラピスト、総合病院で手外科に専念できないが興味があるセラピストなどを応援します。
 そのため定期的な手のリハビリテーション(ハンドセラピィ)に関するセミナーを企画開催しております。
 また、手のことでお悩みがある方に対しては相談や運動指導を直接行っております。
 ご遠慮なく、訪問して下さい。

Twitter:@hand_abe(フォローをお待ちしております)

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