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2014. 07. 04  
 あるTOSに関する論文でヒステリーとの鑑別を要すると強調されて記載されておりました。私はこのヒステリーとの鑑別という文言に非常に違和感を持ちます。

 TOS例が確定診断されず対処療法のみで病態に即した治療がなされずドクターショッピングしている事実があることを認識して頂きたい。この転々とするドクターショッピングに何のメリットがあるのかということです。つまり疾病利得は何かということです。症状の緩解を望んでのショッピングとしか思えません。

 これまでにも述べてきましたが医療従事者側にTOSに対する理解がなければ診断できません。TOSへの診断に懐疑的なものや、TOSとの決定的な検査がなく除外診断が先決というものもあります。除外診断はとても必要ですが、これに多くの時間を費やすことは如何なものかと思います。主訴も不定愁訴である場合が多く定型的でないのが診断に苦慮することもあります。診方を変えて不定愁訴がTOSの特徴と捉えることも可能です。

 疾患利得では交通事故などによる被害者であれば考えられますが、それでも一掴みの人だけだと思います。示談後、3割負担となっても来院することを考えればそこには疾患利得はないものと考えられます。あるのはTOS症状だけです。

 病態に即したセラピィを施せば少なからず症状の緩解を得ることが出来ます。つまりセラピィの効果を確認できるということです。確認できればそれ自体が病態の証明なのです。誘発と緩解です。
 しかしながらセラピィによる効果が得られなければ、そのセラピィは無効ということになりますので再評価する必要があります。また、別の類似疾患が潜んでいるのか、最終的には神経症的な問題をも含んでいるのかを判断しなければなりません。
 精神科領域の問題と断定する前に身体的問題を完全に否定しなければなりません。
 理学所見だけではなぜいけないのか?ハイテク機器による確定診断も必要ですが、誘発と緩解所見で多くの病態が把握できるはずです。

 一部の医療従事者では、筋萎縮などの軸索障害を呈するTOSをtrue TOS、従来のTOSをdisputed TOSとして区別しているようです。筋萎縮を呈する場合には速やかに神経除圧が必要な状態ですので、この区別はとても大切だと思います。
 しかし、disputed TOSの症例に対してはどのように対処するのかということが明確にされておりません。神経性疼痛やしびれ、自律神経症状など多彩な少々に耐えながらの生活を強いられており能力障害というよりQOLの低下です。この多彩な症状は不定愁訴とも捉えかねませんし、電気生理学的検査で異常を示さないという特徴があり、第3者評価が得られにくい危険性があります。

 TOSとの診断で検査データに基づいた手続きは大切ですが、TOSを完全に否定できない例では、検査的治療としてTOSのセラピィを施し効果判定をすべきです。

 最近では神経症や心身症に対して情報を収集しております。しびれが主訴例で、病態が把握できない例を時折担当する機会があります。『原因不明』と結論付けることは、患者にとっては何の解決にもなりません。特の精神科領域を勉強してきているOTでは、この原因不明を突破することが出来るのではないかと思っております。

 ヒステリーとの鑑別に違和感を持つ私ですが、ヒステリーを含めた神経症を理解しこれを除外できる能力を持ち得たいと思います。
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阿部幸一郎

Author:阿部幸一郎
作業療法士、認定ハンドセラピスト

 日常の臨床で手のリハビリに携わるセラピストを応援し、自分自身も切磋琢磨することを目的に、2011年7月にこのHAND maintenance studioを発足致しました。
 特に、指導者がいないセラピスト、数少ない手外科の患者をどのように診ていいのか迷うセラピスト、総合病院で手外科に専念できないが興味があるセラピストなどを応援します。
 そのため定期的な手のリハビリテーション(ハンドセラピィ)に関するセミナーを企画開催しております。
 また、手のことでお悩みがある方に対しては相談や運動指導を直接行っております。
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