2010. 12. 20  
 手のリハビリというと脳血管障害の後遺症である片麻痺の患者さんに対するものをイメージする方が多いのではないでしょうか?このブログでの手のリハビリは、整形外科領域の患者さんを対象としております。
 詳細に関してはテーマごとに今後掲載していきますが、簡単に説明しますと、怪我(外傷)によって手術ないし保存療法(手術でない方法)で加療した場合、手の関節が硬くなってしまったり、腱の動きが悪くなったりすることがあります。その結果、日常での生活や仕事などに支障が生じてしまいます。手のリハビリの最終目的は“使える手”です。その目標に向かってリハビリテーションのスタッフ(作業療法士、理学療法士:セラピスト)がセラピィ(治療)を施していきます。
 手のリハビリは、セラピストが直接手で操作する徒手療法(運動療法)、温熱や低周波などを使用した物理療法、セラピスト作成によるスプリント療法、感覚障害に対する知覚の再学習、そして、作業を利用しての手の機能強化や運動学習などが行なわれます。

 ここで理解して頂きたいのは、セラピストが治療するのでなく“セラピィは共同作業”であるという点です。患者さんと医師、セラピストによる共同作業となります。依存的になるのではなく、“やらなければならないこと”、“してはいけないこと”を患者さんも理解して治療に参加する必要があります。中には、ご自身の診断名や手術の内容、セラピィの内容をご理解していない方がいらっしゃいます。担当の医師やセラピストから十分に説明してもらって下さい。
 患者さんにとっては手のリハビリは始めての経験です。これは仕方のないことです。しかし、セラピストにとっては多くの方々の手をセラピィしており経験がありますので、経験者からの助言はとても大切です。
 また、今は忙しいので仕事が一段落してから頑張りますとおっしゃる方が時々いられます。でも、関節が硬くなりますとセラピィでも取り除くことが不可能となることもありますので、患者さんの負担は大きいものと思いますが、10年後、20年先の生活を想定して、今やるべきことを冷静に判断して下さい。

 「一般の方用」では、手に何らかの違和感や障害をお持ちの方々を応援するために、医療従事者でない方でも理解できるような内容に努めております。ご参考にして下さい。
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プロフィール

阿部幸一郎

Author:阿部幸一郎
作業療法士、認定ハンドセラピスト

 日常の臨床で手のリハビリに携わるセラピストを応援し、自分自身も切磋琢磨することを目的に、2011年7月にこのHAND maintenance studioを発足致しました。
 特に、指導者がいないセラピスト、数少ない手外科の患者をどのように診ていいのか迷うセラピスト、総合病院で手外科に専念できないが興味があるセラピストなどを応援します。
 そのため定期的な手のリハビリテーション(ハンドセラピィ)に関するセミナーを企画開催しております。
 また、手のことでお悩みがある方に対しては相談や運動指導を直接行っております。
 ご遠慮なく、訪問して下さい。

Twitter:@hand_abe(フォローをお待ちしております)

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